10月6日(月)にお月見会を行いました。今年の中秋の名月(旧暦8月15日)は、ちょうどこの日でした。
お月見団子は、たんぽぽさんが作ってくれました。米粉をこねながら「あったかいねえ!」と言いながら、一つひとつ丁寧に丸めていました。子どもたちはお団子のやわらかい感触を楽しみながら、作ることの喜びを感じてるようでした。
会場には、お団子やススキ、旬の野菜や果物をお供えしました。お団子は月に、ススキは稲穂に見立て、悪いものから守ってくれるという意味もあることを学びました。子どもたちは、自然の恵みに感謝し、翌年の豊作を願う行事であることを理解しながら参加していました。
先生の出し物は「でてきて おつきさま!」のパネルシアターと「つきのかたちカレンダー」でした。月の満ち欠けについての話を聞きながら、
「月は毎日、見える形が変わるんだよ」
「月が欠けて見えない日もあるよ」
「今日の月はどんな形かな?見てみようね!」
という先生の問いかけに、子どもたちは興味津々で見入っていました。
会食では、「自分たちで作ってお供えしたお団子を食べることで、月の力(エネルギー)を分けてもらって、健康と幸せになりますよ」という先生の言葉にうなずきながら、おいしそうにお月見団子のお汁粉を味わっていました。
ちゅうりっぷ組さんの中には、「これ、お姉ちゃんが作ったお団子でしょ!おいしい!」「あんこ大好き!おかわりする!」と嬉しそうに話す姿も見られました。
お月見会を通して、「作ったものをみんなに食べてもらう喜び」や、「たんぽぽさんが作ってくれたお団子を食べる喜び」を感じることができ、子どもたちにとって有意義な食育体験となりました。
お迎えの時間には、お家の方と一緒に夜空を見上げながら帰る姿も見られ、翌日には「夜、外に出てお月様見たんだよ!」と教えてくれるお友だちもいました。
これからも、こうした自然の不思議や季節の移ろいに関心を持てるような活動を大切にしていきたいと思います。


